発着場所:札幌市中央区大通公園テレビ塔下
開催の目的:
(1)レインボーマーチ札幌は、身近にLGBTが存在することを広く知らせ、地域社会に暮らすLGBTとの共生を訴えます。
(2)レインボーマーチ札幌は、孤立するLGBTに対して自らの存在を肯定的に受容するための情報を発信し提供します。また社会に対して、偏見や興味本位による差別の解消を訴えます。
(3)レインボーマーチ札幌は、LGBTが存在することを前提とする社会制度の構築を、行政や企業、教育現場への働きかけを通じて広く社会全体に訴えます。また、多様性を認め合い、一人ひとりの個性を尊重する豊かな社会の実現を提唱します。
概要:
レインボーマーチ札幌は、大通公園を出発し、大通・すすきのなど札幌中心部を約1時間に渡ってパレードします。参加者は思い思いの衣装や服装で、装飾したトラックやオープンカーと共に歩きます。主張を書いたプラカードを掲げたりするなど、パフォーマンスも自由に行うことができます。また、駅前通で約4,000個の風船をリリースするなど、非常に華やかな雰囲気の中で行われます。
前回は約700名の参加者を集めましたが、ファイナルとなる今回は参加者が増加し、約1,000名規模のパレードになることが予想されます。
また、レインボーマーチ開催を盛り上げるクラブイベントや演劇公演、講演会など、さまざまな関連イベントを開催する予定です。詳細につきましては公式サイトまたは公式ガイドブックをご確認下さい。
*レインボーマーチの「レインボー」とは
6色の配色をしたレインボーフラッグは、性的少数者(以下LGBT*1)のシンボルです。虹にはさまざまな色が含まれ、共存しています。また、虹を構成する色に明確な境界を引くことはできません。
わたしたちの性のあり方やライフスタイルは、この虹のように本来多種多様です。レインボーはその「多様性」の象徴です。
わたしたちレインボーマーチ札幌は、この6色に白を加えたフラッグを用いています。この白には「HIV/AIDS、及びゲイバッシングなどによる暴力で亡くなった方への追悼」と「現在さまざまな苦しみと闘う仲間との共生のしるし」という2つの意味が込められています。
「レインボーマーチ札幌」は、発足からこの多様性に基づいた共生という価値観を大切にしてきました。LGBTと連携する各種団体や個人とのつながりを重んじ、多様性に基づいた共生をはぐくんでいます。
注)*1 LGBT はLesbian/Gay/Bisexual/Transgender(Transsexual)の頭文字を取ったもので、性
的少数者(セクシュアルマイノリティ)を表している。最近では、この中に含まれないI(Intersex)やQ(Queer)を付け加える場合もある。
レインボーマーチ札幌の道程:
1996.6.28 第1回レズ・ビ・ゲイ・プライドマーチ札幌(約200名)
1997.6.29 第2回セクシャルマイノリティプライドマーチ札幌(約280名)
1998.8.23 第3回セクシャルマイノリティプライドマーチ札幌(約350名)
1999.9.19 第4回レインボーマーチin札幌(約500名)
2001.9.16 第5回レインボーマーチin札幌(約590名)
2002.9.15 第6回レインボーマーチin札幌(約630名)
2003.9.14 第7回レインボーマーチin札幌(約900名)
2004.9.19 第8回レインボーマーチ札幌(約1,000名)
2005.9.18 第9回レインボーマーチ札幌(約940名)
2006.9.17 第10回レインボーマーチ札幌(約1,200名)
2007.9.16 第11回レインボーマーチ札幌(約960名)
2008.9.14 第12回レインボーマーチ札幌(約950名)
2009.9.21 第13回レインボーマーチ札幌(約740名)
2010.9.19 第14回レインボーマーチ札幌(約700名)
2011.9.18 第15回レインボーマーチ札幌(約700名)
資金計画:
「レインボーマーチ札幌ファイナル」を主催する「レインボーマーチ札幌ファイナル実行委員会」は、15名の実行委員(無報酬)により運営されている非営利団体です。開催のために、みなさまから以下のとおりご協力をいただいております。
・レインボーマーチ札幌応援団
・ガイドブック広告協賛
・関連イベント事業収益
・オリジナルグッズ等販売収益
・寄付金、募金、カンパ等